第16回日本レックリングハウゼン病学会学術大会 大会長挨拶
このたび、日本レックリングハウゼン病学会の第16回学術大会大会長を拝命いたしました。本大会は、2025年1月26日(日)に、岡山県医師会館三木記念ホールで開催いたします。
日本レックリングハウゼン病学会は、2009年に設立され、「レックリングハウゼン病の病因、診断、治療などについて、基礎的及び、臨床的研究の発展と知識の普及、啓発に貢献すること」を目的とした学術団体として活動を続けてまいりました。現在、会員数は170名を超える学会に成長しております。レックリングハウゼン病(神経線維種症1型)は、比較的頻度が高い遺伝性疾患です。年齢とともに症状が変化するとともに、生涯に渡ってサポートを要する疾患として、国の難病にも指定されております。また、重症度や症状が多岐にわたり、多くの診療科の連携が必要となります。近年、本疾患に対する分子標的薬による治療法が開発されたこと等により、著しく診療環境が変化してきております。本学会は、レックリングハウゼン病に関わる医師のみならず、基礎研究者、臨床遺伝カウンセラーなどのコメディカル、そして本疾患の患者団体も参加した形で構成されております。
本学術大会に多くの参加者をお迎えし、熱心な議論が繰り広げられる場とし、わが国のレックリングハウゼン病の診療・研究を推進したいと考えております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
第16回日本レックリングハウゼン病学会学術大会
大会長 武内俊樹
岡山大学 学術研究院 医歯薬学域 小児発達病因病態学分野